お菓子の菓だん

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菓子職人としてのお話


日本人は「餅」に特別な感情を抱いております。
おめでたい、ありがたい時には常に餅の存在が近くにあります。

餅菓子の「ゆべし」というお菓子とは、米粉(だんご、しんじょ)に対して、餅粉(もち、ゆべし)と北東北では考えられておりました。

だんごと餅の違いは「口どけ」にあります。

口どけはそのまま「後味」に繋がり、「美味しい」と感じる瞬間はこの「後味」も含まれております。


つまり、口どけが美味しさに関係しているといえます。

オーソドックスな醤油味

だんごを飲み込まず、そのまま舐めていてもタレの部分だけが先に無くなり、だんごは口に残ります。

餅は口に入れておくだけでどんどん溶けていきます。

東北で作られていたゆべしとは、餅米を蒸し柔らかくなったところにクルミ・ゴマを入れて調味のために醤油で味付けをして食されていたそうです。

ゆべしは切っても、切断面がメタメタとくっつきあうために「切っても縁が切れない」=「縁起物」としても使われてきました。

ただ、ゆべしに使っていた餅米は普通の食用米と比べて倍近く高いため、現代ではコスト削減のためにゆべし製造で米粉を使い、添加物・油を投入することで柔らかさと口どけを誘発した物が出回っております。

それでもやはり、自然の物にはかなわないので、食べ比べをすると誰でもわかるほど違いがございます。


りんごゆべし

お菓子の菓だんでは、そんな昔ながらのゆべし、くるみゆべしを作っております。

本当の美味しさは、香り、味、見た目、「後味の良さ」で楽しんで頂きたいと思います。
一度ぜひお試しください。




注 文中に出てくる餅米とうるち米の違いは、この地の各先人より伝えられているもので、製造者の主観と一般論です。

だんごを否定しているわけではございません。菓だんの店舗ではだんごも販売しております。

※地方によって一部では消費期限が1日のうるち米のゆべしもございます。